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バリアフリーって、何?

バリアフリーとは、簡単に言えば「バリア=障壁」を、「フリー=取り除く・なくす」にした状態、という意味の言葉です。
ではその「障壁」とは何でしょう?
じつは、健康な若い男性だとなかなか想像もできないような障壁が、家の中には意外とたくさん潜んでいるのです。

障壁を感じるのはどんな時?
例えば高齢になると身体が動かしにくくなり、視力や注意力も低下するので、場合によってはほんの小さな段差に気づかず、つまづいて転倒してしまうこともあり得ます。
また、何らかの理由で身体に障害を負い、車椅子などの補助が必要となった時などは、少しの段差や勾配でも、移動することが難しくなります。
ほかにも、妊婦の方や小さな子どもたちも、危険な場合があります。
これから家を建てて長く住み続けようとお思いなら、仮に今、ご高齢の方や小さい子どもさんが同居していなくても、いつか子どもの誕生や子育ての機会が訪れる可能性は高いですし、何といっても、ご自身もいつかは年をとり、少しづつ身体が動かしづらくなってくるということは、計算に入れておいた方が良いでしょう。

障壁となるのはどんなもの?
実は固い言葉の響きからは想像できないほど、些細なものが障壁になりうるのです。
わかりやすい例では階段。足の上げ下げがしにくい、身体のバランスを崩しやすい、などの要素があると途端に危険度は高まります。低い位置ならまだしも、上階に近いところでバランスを崩したりしたら、大変です。
ほかにも、例えば玄関の上り框や浴室やトイレ、勝手口などもバリアになりやすいところですし、極端な例では、敷居まわりでもつまずいたりする危険はあるのです。
また、もしも車椅子を利用するような状態になった時には、洗面台やキッチンのシンク周りの高さも、障壁になる可能性がありますし、そのほかにもスイッチの高さや、クローゼットなどの開閉など、さまざまな部分に高さや面積の確保の問題が生じてきます。

そうなったときに考えればいい?
ここまでのお話から、これらバリア=障壁は、結局年を取ったり、怪我をしたりしてからの問題、と感じられるかもしれません。
ですが、実はこういった障壁をできるだけ少なくしておくことや、手すりなど補助的な装備を加えておくことで、どんな人にも快適で住みやすい環境が生まれます。
「いつかは必要」であると同時に「いま住みやすい」。住宅のバリアフリーは、新築の際にはぜひ多面的に考えておきたいテーマだと言えるでしょう。