「断熱性」は家づくりにおいて非常に重要な要素です。
では、断熱性とはどのようなメリットがあり、住宅を購入する際に判断材料となる指標や用語を知っておきましょう。
断熱性のメリット
ポイント①エネルギー効率の向上
断熱性の高い家は、外部の温度変化を効果的に遮断し、室内の温度を安定させることができます。
これにより、冷暖房に必要なエネルギー消費が減少し、光熱費の節約につながります。
ポイント②居住環境の快適性
断熱性が高い家は、夏は涼しく、冬は暖かい環境を提供します。
これにより、居住者は一年を通じて快適に過ごすことができます。
断熱材の断熱性能を見分けるためには、以下の指標や方法を参考にすると良いでしょう。
専門的な用語ですので、住宅メーカーの専門化に説明を求めてください。
これからの住宅建築においては重要な指標となってきています。
1.熱伝導率(λ値) 断熱材がどれだけ熱を伝えにくいかを示す指標で、値が低いほど断熱性能が高いです。
※材料の熱の伝わりやすさを表す数値です。
2. 熱抵抗値(R値) 断熱材の厚さと熱伝導率から計算される指標で、値が高いほど断熱性能が高いです。
※熱の伝わりにくさを数値化したものです。
3. U値(熱貫流率) 建物全体の断熱性能を示す指標で、低いほど断熱性能が高いです。
4. 断熱材の種類と特性 各断熱材にはそれぞれ特有の特性があり、用途に応じた断熱性能を発揮します。例えば、グラスウールは吸音性も兼ね備え、ポリウレタンフォームは高い断熱性能を誇ります。
5. 施工状態 正しく施工されているかどうかも断熱性能に大きく影響します。
断熱材が隙間なく設置され、防湿層が適切に設けられているか確認しましょう。
6. 試験結果や認証 断熱材は各種認証機関の試験を通過しているものが多く、その結果を参考にすると良いです。
JIS(日本工業規格)やISO(国際標準化機構)の認証を受けた製品は信頼性が高いです。
これらの数値を理解するのは難しいかもしれません。
筆者もよく理解できていませんが、最近ではこれらの数値を広告でも見かけるようになってきました。住宅メーカーの専門家に聞いて家を立てる際の参考にしてください。
(ライターManpukHousing)