新築住宅にEVコンセント(電気自動車充電用)工事を行えば、最初から電気自動車の充電に適した分電盤の処置ができ、配線なども壁の中を通すような工事が可能です。
後付け工事の場合、電気工事の資格をもつ事業者に依頼し、分電盤から配線を行う工事が必要です。
その際、配線をうまく隠せない状況も少なからずあるようです。壁に穴を開けて配線を外に出しコンセントを設置するという、大きな工事になってしまうケースもあるようです。
新築時の工事なら、コンセントの種類に関わらず、配線や壁に穴を開けるなど基本的な工事内容は同じです。
一般家電用の外付けコンセントを設置する費用との差を小さくできるのがメリットと言えます。
適切な場所は、EV電気の設置場所を選ぶ際に、駐車スペースの近くが最適です。また、充電器が雨風から守られる場所が望ましいです。
車の充電に必要な電圧は、一般的に200Vといわれています。
家庭用の電気製品はほとんどが100Vで使うようにできています。
新築時に外にコンセントを設置する際は、「電気自動車の充電用」であることを伝えておきましょう。
ただ「外用のコンセント」を設置するだけでは、後から追加工事が必要になってしまいます。
電気自動車の充電が不要な場合は、「分電盤の切り替えを行うだけで、家庭用の100Vから車の充電用の200Vに切り替えることができるタイプ」を設置するよう依頼しましょう。
電気自動車専用の設備だけだと、通常の家電には使用できないので、高圧洗浄機や掃除機、防犯ライトや防犯カメラ、クリスマス電飾、工具の充電などに使用ができないので合わせて設置しておきましょう。
外に電源があれば色々と便利に使えます。
電気自動車を充電するコンセントは、家電のコンセントとは形状が異なるのが一般的です。
分電盤を後から切り替えできるタイプにした場合、家電用、電気自動車用、どちらのコンセントを設置するのか、希望を明確に伝えましょう。
また、配線のコードの太さですが、100Vと200Vの電圧の差は大きいので、200Vに切り替わっても、より安全に電気を運べるよう太めの配線を設置するよう依頼しましょう。
ハウスメーカーでは、最初から電気自動車の充電設備があるプランなども出てきており、これから家を建てるなら電気自動車の充電を想定した計画を立てるのがおすすめです。
ライターManpukHousing